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経営理念・行動指針

私たちの組合

人口37万人、群馬県最大の都市である高崎市。市の中央を北西から南東へと烏川が流れています。この流域に広がる森林、里山をフィールドに、私たち烏川流域森林組合は森林整備などの事業だけでなく、地域を元気にする事業を展開しています。

職員の平均年齢は41歳と若く、ICTや高性能林業機械など、新しい技術に柔軟に対応しながら、一方では先人たちが培った技を承継し、効率的で環境に配意した事業の遂行も重視しています。

今後も、組合員や森林所有者の利益の向上、地域の環境を保全し、地域の活性化に欠くことのできない組織となれるよう、役職員一同まい進してまいります。

森林が育む “烏(からす)”の清流

清らかな水を湛える烏川上流部(倉渕町川浦)
私たちの活動の場は、烏川(からすがわ)の流域の森林です。 
「烏川」という名前から、薄黒く濁った川を想像してしまいますが、そんなことはありません。人口37万人、群馬県で最大の人口をもつ高崎市内を縦断する清流です。

烏川は高崎市と長野県境の鼻曲山(はなまがりやま)に源を発し、碓氷川(うすいがわ)、鏑川(かぶらがわ)、神流川(かんながわ)などの支流を併せ、埼玉県境で利根川と合流する総延長61.8㎞の一級河川。流域面積は470㎢で、利根川上流域では最大の河川です。

市民生活に欠かせない川

上里見町では、高崎市の上水道用に表流水が取水され、若田浄水場では薬品を使わずゆっくりとろ過する「緩速ろ過」を施し、市内に配水されています。おいしい水として評価されています。
かつて市内には大きなビール工場がありましたが、工場の立地を決める際には、水質の良さも決め手であったといわれています。
上流域の森林が育んだ烏川の水は、市民の飲み水となり、農業用水として作物を育て、川が作り上げた河川敷は市民のレクリエーションの場となり、豊かな景観も提供してくれる、“烏川”は、なくてはならないふるさとの川です。

昔から大きな役割

明治時代に鉄道が敷設されるまでは、倉賀野町には烏川を用いての舟運のための河岸が設けられていました。
このホームぺージでも紹介している日本林業遺産「川浦山御用木御伐出絵図(かわうらやまごようぼくおきりだしえず)」では、烏川の最上流の倉渕町川浦地域の山から伐り出したケヤキを、イカダに組んで烏川を流し、倉賀野河岸で船に積み込む様子が描かれています。

流域の森林整備で貢献

私たち烏川流域森林組合は、水源林の保全管理をはじめ、森林のもつ公益的機能が十分に発揮できるよう森林整備を行っています。この活動が烏川の清流はもちろん、市民生活を維持するための重要な業務であると自負しています。

経営理念

森林(もり)のもてる力を最大限に引き出し、
   職員の力を結集して、
      持続可能な地域をつくる


行動指針

1:安全で効率的な事業の展開
安全を最優先し、最新技術の積極的導入と先人の技の継承とを柔軟に使い分け、効率的な事業運営を進める。これにより、組合の収益性を高め、職員の待遇を改善することにより、職員の幸福度を高める。

2:次世代を担う職員の育成 
人材は最高位の経営資源と位置づけ、投資を惜しまず、技術の向上や次世代のリーダーを育成するための教育・研修を積極的に行う。

3:コミュニケーションの強化と開かれた経営
組合内でのコミュニケーションを密にし、情報・技術の共有を進め、社会の変化に的確に対応できるよう、開かれた経営に努める。

4:組合員サービスと社会貢献の推進
質の高いサービスの提供を提供することにより、組合員の森林に対する関心を維持し、 併せて森林の資源循環、公益的機能の発揮による地域社会への貢献を進める。         

5:持続可能な森林経営の推進
森林の環境保全と経済活動の両立を目指しながら、森林の持続的な活用を推進する。   



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